住旅コラム更新|みじかよの7月

アラタマノイエ

2021

仙台市太白区

「あらたま」は=「新た間」であり
文字通り新しい時、新しい空間の意です
ご家族のためだけに誂えられる真新しい空間
絶え間なく流れる新しいご家族の時を刻む場所
その舞台となるのが「アラタマノイエ」です

「あらたま」は=「荒玉」でもあり
月面の陰影の様から例えられた磨かれていない玉のことです
この建物が完成することが終着点ではなく
ご家族が暮らす程に磨かれ
愛着が増していくすまいを
提案させて頂きます

「あらたま」は=「新太間」です
ご夫婦の最愛の宝物である新太くんと
いつか会えるかもしれないまだ見ぬ新しい家族と
共に築き上げていく
その空間のご提案です

さあここから
あらたまの暮らしを
始めましょう!

「礎」

184.93㎡(56.7坪)

出会いは2019年の冬。
其の一のスタイルが気になっているとお問い合わせ頂いたのが最初で、一緒に土地探しからのスタートでした。
職場に公共交通機関を利用して通勤したいというのが第一希望で、徒歩で駅まで移動可能な場所を探しました。
出会った礎は新しく造成され整えられた住宅街の一角。
擁壁を隔てて上と下に敷地があったため、実際に建築可能な面積が40坪程度に限られたりと制限はありましたが、その制限を感じさせないよう有効な敷地利用をご提案させて頂きました。

「設え」

南東の方角 南に抜ける道路
左右に立ち並ぶ住宅のその先に見える山々
その景観を見通せる場所をこの家の特等席とすべく
できる限り東に寄せた配置とし、その特等席はリビングと小上り和室が陣取ります
家族が一番集まる場所が一番見通しの良い場所で一番楽しい場所になるように間取りを考えました
敷地の広さと形状が限られていたためガレージの上に二階居室を設けたり、浴室や洗面も二階に設置、ランドリールームも二階の一番陽当たりの良い場所へと二階を有効に活用しています

あつら

工法・構造

木造軸組工法+パネル工法

断熱

発泡ウレタン

屋根材

ガルバリウム鋼板横葺き

外壁

窯業系サイディング下地+吹付塗装仕上げ、一部無垢レッドシダー貼り

サッシ

ALL樹脂 LOW‐eトリプルガラスALガス入り

床材

無垢オーク床(二階はオーク突板床)

キッチン、ガレージ天井

ラワンべニア目透かし貼り

キッチン腰壁

造作 モールテックス・ラワンべニア(haretoke labo製)

洗面化粧台、手洗い

造作(haretoke labo製)

リビング入口建具・内窓

造作(haretoke labo製)

玄関ホール壁

漆喰塗り

延床面積

143.25㎡(43.34坪) ※ガレージ含む