雄大な蔵王の山の木々がそよ風にさざめく
川のせせらぎのさざめきが空に吸い込まれていく
広々とした緑の絨毯の上で愛犬が飛び跳ね
小さなこの杜のあちらこちらで人々が笑いさんざめく
夜には星たちが丸い空でさざめき合い
幻想的な静寂の中に身を委ねる時
それらの心地良い賑やかなざわめきが
非日常へと誘い
心と体を解き
新しい明日の自分へと背中を押してくれる
楽しい時間と記憶がまたこの杜へと訪れる人を包み込む
482.53m2(146.0坪)
蔵王町の別荘地の玄関口に位置する、せせらぎの里の一角にオーナーさんがこの土地をお持ちでした。
南北両側を道路に面しており、周辺にも別荘が立ち並び蔵王の自然の息吹を感じられる広々とした土地でした。
別荘2棟とガレージを建てたいというご要望があり、敷地内の高低もをどのように上手く利用し活かしていくかが大きなポイントでした。
東側にガレージ、西側に駐車場のスペースを確保するという制限のある中で、A棟と庭やドッグランを囲んで全体が一つのテーマパークのようになるようバランスを整え配置を計画しました。
そのため平屋部分の南面の壁ラインは内側に向くよう傾斜を持たせています。
そして敷地の高低差も無かったのでLDKをシームレスでオープンな一空間で広く開放的にプランしました。
和のテイストをベースにスタイリッシュなデザインも取り入れ洗練された和な空間を目指しました。
特にリビングに足を踏み入れた時に視界に飛び込んでくる7枚の造作の格子戸は美しく圧巻です。
窓もカーテンではなく格子戸で雰囲気を損なわないようデザインし、2階の遊び心ある格子もこだわりです
こちらも全体的に間接照明を多く使い優しく包み込むような光の演出としました。
ポプラ+レジンのダイニングテーブルと楠のワークデスクの天板はどちらも一枚板で高級感を感じさせます。
木造軸組工法+パネル工法
発砲ウレタン
ガルバリウム鋼板立平葺き
窯業系サイディング下地に吹付塗装+一部屋久島産無垢杉材貼り
ALL樹脂 Low-E複層ガラス ALガス入り
ツキ板メープル パーケット貼り
96.17m2(29.09坪)