住旅コラム更新|みじかよの7月

リク・ゴウ・ドウ・フウ

2021

仙台市宮城野区

リク・ゴウ・ドウ・フウは
『六合同風』と書きます
「六合」は東西南北と天と地
六つの方角を合わせる=天下を統一する
という意味の言葉ですが
一つ屋根の下6つの部屋それぞれの主人が
同じ「家族」という想いで繋がって
あたたかく、優しく暮らせるよう願いを込めました

「同風」は風俗を同じにするということ
生まれた場所や育った環境も違う人間が
新しい生活様式でそれぞれ歩み寄り
寄り添って住まう様を思い浮かべました

そして日々変わることない日常に
いつもの会話
いつもの泣き声
いつもの笑顔
いつもの幸福がありますように・・・
そんなすべての家族の歩みを包み込み
家族の思い出を彩る舞台となる空間のご提案です

「礎」

264.14㎡(80.0坪)

奥様のお母様とお兄様も一緒に同居されるということで部屋数が多く必要でしたが、お母様やお兄様と程よい距離感を保ちつつ、階下への足音や生活音を気にせずお互いが過ごせるような設えをご提案させて頂きました。
現在は5人家族ですが、近い将来もう一人ご家族が増えることを想定し、6人家族の家としてファミリークロークや家事動線も重視して考えました。

「設え」

家の外となかは別空間、家族の時間はだれにも邪魔されずに過ごしたい。
東側の道路に面した目隠しの壁はそんなお施主様の想いを叶えるためのベール、西側には存在感のある大きなインナーガレージ、雨雪に濡れずにと家族をいえへと迎え入れます。

一歩いえに足を踏み入れると開放感あふれる家族だけの光溢れるニワが家族や訪れた人を明るく優しく出迎えます。

優しい風が流れ穏やかな光溢れる家族の暮らしの中心、LDKは使いやすく過ごしやすく、その一角に奥様がこだわりぬいた情報発信基地が配置されています。

1階の水廻りは家族の収納、洗濯など、奥様が考え抜いた使いやすい動線とスペースになりました。

中二階にはご主人こだわりのシアタールームは夜は家族みんなでプロジェクターで映画を観たりゲームをしたり、家族時間をゆっくりと過ごす落ち着いた空間です。

いえを彩るクロスや照明器具、家具、スイッチなど
ご夫妻の理想を叶えるために素材、色、かたち…なんども打合せを重ねて丁寧に決めていきました。

あつら

工法・構造

木造軸組工法+パネル工法

断熱

発泡ウレタン

屋根材

ガルバリウム鋼板横葺き

外壁

窯業系サイディング貼り 一部吹付塗装仕上げ&無垢レッドシダー貼り

サッシ

ALL樹脂 LOW-e複層ガラスALガス入り

床材

1F 無垢オーク床, 2F アカシア突板床

階段

鉄骨階段

キッチン&カップボード

造作(haretoke labo製)

洗面化粧台&アイアン格子窓

造作(haretoke labo製)

トイレ手洗い

造作(haretoke labo製)

延床面積

150.46㎡(45.52坪)